【第58回埼玉平和美術展開催中☆】
- Spring Shepherd Art
- 2024年8月16日
- 読了時間: 3分
今年初めて出品させていただきました!
3つ作品出してます~☆
そのうちの1つは今回新たに制作した「植物と鏡」です。

【作品説明】
この作品に取りかかる際、まずは日本で起こった戦争について自分なりにいろいろ調べ始めたのですが、膨大な量の資料と何も知らなかった自分の無知さから、今回は直接的な戦争や平和をテーマにした絵を描くことができませんでした。
国は関係なく戦争に関わった人、戦争に行った人、その家族、戦災孤児、その話を聞いて心を痛めた人、戦争により病気になった人、様々な人がいて、つらい環境や、トラウマ、私には想像できないような事がたくさんあるのだと思います。
そんな中で私が思ったのが、少しでもこの戦争で傷ついた人達が癒されて欲しいということでした。
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この絵は3つに別れていて
■外側は植物
■中間は鏡
■内側はへびや天秤など癒しのモチーフ
が描かれています。
■外側
植物を表しています。
植物は人の五感を癒してくれます。
目は癒しの色、網膜に負担がかからない色ともいわれていたり
鼻は森林のフィトンチッドによる癒しの匂いがあり、植物のかなで呼吸すると深いリラックスが感じられると思います。
口は植物から直接いただけるエネルギーで、食べることができます。
耳は森の中で感じる木々のそよ風やその中にいる鳥、虫の声など聞くことができます。
触感としては木を抱きしめたり、植物に触れることでエネルギーを感じる事が出来ます。
そういった植物の癒しが無限に広がっている様子を表しています。
■鏡
よく神社などでも見かけますが、魔除けや神様をかたどったものといわれます。
内側でゆっくりと時間をかけて何にも邪魔されず癒しがおこなわれている様子をあらわしています。
また表面には蛇や天秤のモチーフが見えますが、和紙で何層かにしている1番下の層には鏡の光を表すポジティブなエネルギーの模様が隠されています。
直接的に表面には見えないことも、よく見ると違う見方ができるたり、隠された意味があるということを意味しています。
■内側
さまざまな悲しみや辛さ、暗いエネルギーがありますが、時間をかけて浄化されている様子を表しています。
蛇は神様を表していて、いつも護ってくれています。
また天秤は傾いていますが、負の気持ちに傾いても、正の気持ちに傾いてもいいと思って描きました。いつかは悲しみが晴れたらいいですが、それが難しいときは無理に向き合わなくてもいいと思う気持ちを足しています。


お時間ある方ぜひお立ち寄りください☆
■2024年8月13日(火)〜18日(日)
AM10:00〜PM5:30
※初日はPM1:00〜
最終日はPM4:00まで
■埼玉県立近代美術館
地下展示室
(北浦和駅 西口 駐車場はありません。)
TEL:048-824-0111
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